白馬村の美しい山岳景観と田園風景は、白馬村民の大切な財産であり、ここに住む人や訪れる人に大きな幸福をもたらします。
「この景観をずっと守ってほしい」、この地を訪れる多くの人々がそう思うのと同時に、「先人から受け継いだこのたからものを、さらに美しくして次世代に引き継ぎたい」、ここに住む人の多くがそう思っているのではないでしょうか。
そういった想いを形にするために、私たちに何ができるのか考えるきっかけとするべく、北海道富良野市で自然返還事業や環境教育事業に取り組む、脚本家の倉本聰氏と、造園学者・農学者で福井県立大学学長、元東京農業大学学長、長野県景観審議会長の進士五十八氏らをお招きして、ご講演いただきました。
白馬村の魅力をさらに高め、この地に住む私たちが心豊かに暮らすために行動を興していきましょう!
「ふるさとを創る」
倉本 聰 氏
脚本家。東京大学文学部美学科卒。ニッポン放送退職後、シナリオ作家として独立、主にテレビドラマを書く。77年に北海道富良野市に移住して「富良野塾」を創設。その卒業生を中心に創作集団「富良野GROUP」を立ち上げ、舞台公演を中心に活動を行う。93年より、環境問題を考え行動する作家たちのグループ自然文化創造会議(C・C・C)を設立、議長を務める。06年より「C・C・C 富良野自然塾」も主宰し、閉鎖されたゴルフ場に植樹をし、元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った環境教育プログラムにも力を入れている。96年 世界の芸術貢献者に贈られるモンブラン・デ・ラ・キュルチュール賞、98年 オメガアワード、2000年 文化・芸術・学術の分野での功績により紫綬褒章、02年 向田邦子賞、05年 北海道功労賞、2010年には春の叙勲で旭日小綬章を受章。代表作にドラマ『前略、おふくろ様』『北の国から』『優しい時間』『風のガーデン』他、映画『駅-STATION-』等多数。
「地域らしさ」の意義と方法
進士 五十八 氏
日本の造園学者、農学者、福井県立大学学長、元東京農業大学学長、長野県景観審議会会長、NPO法人美し国づくり協会会長。造園学・環境計画学・景観政策学を専門としている。
一人ひとりが今日からできること
シンポジウムの開催にあたり、白馬村民を対象とした事前アンケートを実施しました。
多くの方にご協力いただきましたことに、心から感謝申し上げます。
*回答期限は2017年10月16日(月)です。
*回答は1人につき1回としてください。