プロジェクトオーナー:松澤幸靖さん(第1回定例会)
夏も冬も山を登り下りしながら、「山の楽しみ方は登るだけではないはず」と考えています。
例えば、白馬岳の由来は「代掻き馬」と言われていますが、江戸時代の絵図や明治時代の地図には「白馬嶽」の文字が…。
「残雪白駒の蒼穹を奔騰するが如し」、白い山並みはまるで白い馬が山を駆け上がっているようであることから「白馬」と呼ばれたのではないでしょうか。
というように山の歴史に想いを馳せることも楽しみ方の一つかもしれません。
知られていない山の見方や楽しみ方、もっとあるのでは?斬新なアイデアを募集します!
【応援案】
体力が無い人でも山を楽しめるように、山が美しく見える場所にアーティスティックで素敵なベンチを設置する!
→村内は電線が邪魔をしてキレイに山が見えるところが少ない。穴場にベンチを置けば観光客に喜ばれること間違いなし!
【進捗状況】
ベンチの置き場所はどこがいいのか、ベンチのデザインは統一したほうがいいのかそれぞれ違う方がいいのか…。
あれこれ悩んでいるうちに時間ばかりが過ぎていく中で、2019年5月の第8回集会では日本ベンチ協会(NBA)の面木チェアマンにご参加いただき、プロジェクトを応援いただけることになりました。
そして2021年9月、第0脚目の「大地のベンチ」が旧白馬ハイランドスキー場の中腹に設置されました!
斜面をスコップで掘ったり盛ったりして、現場の土だけで作られた100%自然素材の進化するベンチです。
その後、本格的にベンチの設置に向けて検討を行い、2024年11月16日、第1脚目・第2脚目のベンチをSnow Peak LAND STATION HAKUBAに設置しました!
第1脚目の寄贈者は建築家の小倉善明さん、第2脚目の寄贈者は太幡英亮さんで、ベンチに埋め込まれたQRコードを読み取ると、寄贈者の紹介や設置場所に対する想いなどが掲載された特設ページにアクセスすることができます。
「ベンチの多い街は自殺率が低い」
ベンチがあることで、ちょっと腰掛ける、山を眺める、出会いが生まれる。
白馬村内の絶景スポットに100個のベンチを設置することを目指しています。
ベンチの設置にご協力いただける方は、お気軽にご連絡ください。